高齢になると筋肉量が低下し、体内に保持できる水分量が少なくなります。
さらに、喉の渇きが自覚しにくくなります。
また、トイレの回数を減らすために水分摂取を控える人も少なくありません。
加えて、高血圧や心不全の治療薬には利尿作用があります。
このような状況が、高齢者の脱水症のリスクを高めているといえます。
予防には、おやつの時間を設けるなど、水分補給を習慣づけるとよいでしょう。
また、押したときに白くなった爪がピンク色に戻る時間が長い、肌にハリがない、手足が冷たいといった状態が見られたときは、脱水症を疑います。